わたしの贅沢

今週のお題「わたしの贅沢」

 

大学受験の時、私は三月中旬まで勉強していました。

最後の試験が終わった時、まるで濃い霧が一気に晴れたように、解放感に包まれました。もう勉強しなくていいんだ。すべて終わったんだ。試験の出来は正直最悪でしたが、そんなことは全く気にならないくらい、私は自由を噛み締めていました。

 

その帰り道、夕食を買うためコンビニに寄りました。夕食はもちろん、デザートや、間食として食べるであろうポテトチップスなど、食べたいものは遠慮せずカゴの中へ入れました。気づけばカゴの中はいっぱいになっていました。

 

ぱんぱんに膨らんだレジ袋を両手に下げ、帰路につきました。あたりはもう真っ暗でしたが、これから始まるであろう宴に胸が高鳴っていました。

 

家に帰り、先ほど買った夕食を机に広げ、気になっていたサブスクの番組をセットしました。さあ、宴の始まりです。ひたすら食べて、笑いました。画面から聞こえる笑い声、にんにくの匂い、口いっぱいに広がる濃い味。感じるものすべてが、幸せでした。

 

それからしばらく、食べたくなったら食べて、眠たくなったら眠るという生活を続けました。食べ物がなくなったら、またコンビニに行って買い込みました。映画も観ました。気になっていたゲームも買って遊びました。

 

今思えば、その時が最高に贅沢な時間とお金の使い方をしていたと思います。